カメラストラップを注文してから届くまで

2022.10.27

工房について

ドゥラムではデザイン、制作、出荷まで全て、糸島の工房の中で行なっています。直売所や道の駅の野菜は、なぜか美味しく感じますが「作り手とお客様の近さ」は安心して使っていただくために、大切なことだと思っています。今回はカメラストラップをご注文いただくと、どのようにお手元に届くのかご紹介します。

木工や陶芸など、個性豊かな工房が点在している福岡県の糸島半島。その里山の麓に工房があります。一見すると二階建ての普通の家ですが中は工房になっており、革に穴を開けるトンカチの音が響いています。ご購入いただくと担当が二階のパソコンで確認して、一階の工房にご注文の内容を伝えます。

まず革を選ぶ所から。植物性タンニン鞣しの革はビニールや合皮のように均一ではなく、部位によって色の染まり方や強さなどが違います。ストラップとして使える場所を慎重に探し、切り出していきます。ストラップのパーツによって、革包丁で手切りしたり、抜き型を使ったりします。

革を切り出したら、作り手の腕の見せ所。ミシンを使ったり、手縫いしたりして、1つ1つ丁寧に作っていきます。ミシン縫いのカメラストラップは社長か工房長が制作します。

コバ(革の端)を綺麗にして、パーツを組み合わせたら完成です。革と同じように経年変化が楽しめる真鍮無垢の金属パーツを使用しています。

最後に担当が丁寧に梱包して出荷いたします。到着まで楽しみにお待ちください。
取り付け方法の説明書や、革の手入れの方法をご紹介した小さなパンフレットを同梱しています。プレゼントとして受け取られた方も、安心して使い始められると思います。

大事にしているのはシンプルであること

ドゥラムのカメラストラップは、なるべくシンプルに作っています。単純な仕組みの方が壊れにくかったり、革の良さが引き立つということもありますが、「飽きない」という点も非常に重要だと考えています。実際のところ、壊れるより先に飽きてしまったり、流行遅れになって使わなくなる事も多いと思います。長く使っていただくために「シンプル」である事は常に意識しています。

3つのカメラストラップをご紹介

デジカメにぴったりなストラップや、一眼レフに似合うしっかりした物まで、色々作っています。その中から、よくご注文いただく3つのカメラストラップをご紹介いたします。

DURAM カメラハンドストラップ / 5,060円(税込)

ネックストラップが苦手、邪魔だ!という方にオススメの、片手で使用する一眼レフ用のストラップです。カメラをそのまま持ち歩くよりも安心で、撮影時はしっかりホールド感があります。麻糸のステッチは手縫いで、糸色をアレンジすればちょっとしたアクセントに。

SUAVE カメラストラップ / 8,800円(税込)

しなやかで丈夫な革を使ったカメラストラップ。柔らかいので扱いやすく、手に巻きつけて使用することも可能です。発色が良くきれいな革ですが、材料となる原皮も日本原産のものを使用しています。

DURAM カメラストラップF / 10,010円(税込)

カメラの重さを軽減するしっかりとした肩当てのカメラストラップ。一眼レフなど重めのカメラを使用されている方にオススメです。肩当ての裏面はピッグスエードになっており、滑り止めの効果があります。

Greenの革色はベルトと肩当ての組み合わせが個性的。

今回、ドゥラムのカメラストラップをご紹介しました。ナチュラルな革を使ったカメラストラップは使うほどに味わい深い風合いへと経年変化します。写真の腕が上達するころには、カメラストラップも渋い風合いに育っているかもしれません。カメラがある生活の良きお供になれば幸いです。